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13 May 2025

薬学からファーマコビジランスへ:モニカ・コワルスカがモデルナで未来を築く方法

Moderna
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幼い頃、モニカ・コワルスカ(Monika Kowalska)は考古学者になることを夢見ていました——文明を発掘し、歴史の断片をつなぎ合わせる仕事です。しかし、彼女の科学への好奇心は薬学の道へと導き、臨床研究とファーマコビジランスのキャリアの土台を築きました。

現在、モニカはモデルナのグローバル・ケース・マネジメント部門のディレクターとして、治験システムからの安全性情報を管理するチームを率いています。この役割は、安全性報告書の正確性を確保し、規制当局への迅速な報告を可能にするという重要な職務であり、モデルナの治療法における治験と規制プロセスを支えています。

しかし、モニカがモデルナに惹かれた本当の理由は、ゼロから何かを築けるチャンスでした。「2021年に見た採用情報は、まさに私のキャリアの夢でした。進化を続ける組織で、チームを一から立ち上げるというものでした」と彼女は語ります。確立された大手製薬会社から、スピード感のあるバイオテック企業への転職は大きな決断でしたが、彼女は前向きに飛び込みました。「特に、人材を採用して組織を形づくっていくというアイデアにワクワクしました」。

薬学のバックグラウンドは彼女に強固な基盤を与えましたが、モデルナでの仕事はその枠を超える挑戦でもありました。「視野を広げる必要がありました」と彼女は言います。「前職では担当業務がより専門的でしたが、ここではプロセス全体を理解する必要があり、自分のチームが全体像の中でどう位置づけられるかを学びました」。

信頼とつながりで導くリーダーシップ

モニカのリーダーシップの原点は、信頼と人とのつながりです。「チームをマネジメントするうえで最も大切なことの一つは、関係性を築くことです」と彼女は語ります。「信頼は、約束を果たす責任感から生まれるものですが、同時に個人的なつながりからも育まれます」。

モニカにとって、リーダーシップとは単に業務を監督することではなく、人を理解することです。彼女は定期的な1対1のミーティングを大切にしています。それは進捗を確認するためだけでなく、チームメンバーの課題、成功体験、将来の目標を把握するためです。また、グローバル企業であるモデルナにおいては、オープンかつ明確なコミュニケーションも重視しています。「国際的な環境で働くということは、私たちがどのようにコミュニケーションをとるかに意識的でなければならないということです」と彼女は言います。「言語、文化、仕事の進め方の違いはすべて、協力のあり方に影響を及ぼします。でも、お互いに耳を傾け、学び合う時間を大切にすれば、より強いチームを築くことができます」。

科学と未来の可能性に惹かれて

モデルナの浮き沈みを経ても、モニカの想いは揺らぎません。「私は明るい未来を見ています」と彼女は語ります。その原動力は、科学です。「mRNAは本当に興味深いプラットフォームです。私は初期の研究、たとえばがん領域や嚢胞性線維症などに関心があります。新しい治療法が開発されている会社にいることは、とても刺激的です」。

「研究開発にとどまらず、私がワクワクしているのは、私たちが築いているものの長期的な可能性です」と彼女は続けます。「私たちは、たった一つのブレークスルーに取り組んでいるのではありません。複数の疾患に応用可能なプラットフォームを前進させているのです。このようなインパクトをキャリアの中で目にする機会は、そう多くありません」。

そして何より、彼女は自分が築いてきたものに誇りを持っています。「このチームをつくり、業務を外部から社内へ移行することに、自分の時間を費やしてきました」と彼女は語ります。「私たちはコストを大幅に削減し、品質とコンプライアンスを改善しました。これらはすべて、素晴らしいチームのおかげです」。

モデルナにおいて“チェンジメーカー”であるということは、常識に疑問を持つこと——これが、モニカが最も気に入っているモデルナのマインドセットです。「ギャップを見つけて、『なぜ?』と問い、振り返り、どうすれば良くできるかを考えること。それが大切です」と彼女は言います。モニカにとって、変化とはただ管理するものではなく、自ら創り出すものなのです。そしてある意味で、彼女はいまだに考古学者なのかもしれません——過去を発掘する代わりに、未来を築いているのです。

モニカや他のチェンジメーカーたちと共に働く方法については、キャリアページをご覧ください。

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