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2025年7月18日

[お知らせ]モデルナの日本における研究・製造施設に関するアップデート

モデルナ(NASDAQ:MRNA) は、本日、神奈川県藤沢市の湘南ヘルスイノベーションパーク(iPark)において予定していた2つの研究・製造施設に関する最新の状況をお知らせいたします。

  • モデルナ・エンザイマティクスが主導するmRNA医薬品の研究・製造施設については、建屋の工事が完了いたしました。

  • モデルナ・ジャパンが主導していたmRNA原薬製造拠点の整備計画については、昨今の事業環境を踏まえ、慎重に検討を重ねた結果、今回は本計画を進めないことを決定いたしました。

モデルナ・エンザイマティクスによる無細胞DNA合成技術は、mRNA製造の上流工程における品質とスピードを飛躍的に向上させる研究支援技術であり、今後も革新的なmRNA医薬品の開発を支える重要な基盤となります。

モデルナ・ジャパンが主導していた原薬製造拠点の計画は、2023年に経済産業省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」に採択され、国内製造体制の構築を目指していたものです。しかし、世界および日本における事業環境の変化を踏まえ、今回は本計画を進めないことを決定いたしました。本取り組みにあたり、経済産業省をはじめ、関係各位から賜りました多大なるご支援に、心より感謝申し上げます。

モデルナは今後も、日本における事業展開を重要な戦略の一環と位置づけております。将来的に事業環境が整えば、mRNA原薬製造施設の整備について再検討する予定です。

また、当社のグローバルな製造ネットワークを活用し、日本国内への安定的なワクチン供給を継続するとともに、感染症領域のワクチンや、がん、希少疾患などアンメット・メディカル・ニーズの高い領域において、mRNA技術を活用した革新的な治療法の開発を推進してまいります。

引き続き、日本政府、自治体、医療従事者をはじめとする多くのステークホルダーの皆さまと連携し、日本の公衆衛生および人々の健康に貢献してまいります。

モデルナについて
モデルナは、mRNA医薬品分野における革新的リーダーです。mRNA技術の進展を通して、モデルナは医薬品の製造方法を根本から変え、疾患の治療と予防へのアプローチを変革し続けています。モデルナは10年以上にわたって科学、技術、健康分野の研究に取り組んでおり、前例のないスピードと効率性で医薬品を開発しています。新型コロナワクチンの開発はその代表例です。

モデルナのmRNAプラットフォームは、感染症、免疫腫瘍学、希少疾患、自己免疫疾患の治療薬やワクチンの開発を可能にしています。独自の企業文化と価値観、マインドセットを共有する世界の社員が力を合わせ、人々の健康に貢献するため、そしてmRNA医薬品を通じて、人々に最大限のインパクトをもたらすべく尽力しています。モデルナの詳細については、modernatx.comをご覧ください。また、X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、YouTube、LinkedInをフォローしてください。